人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の中のエピソードの1つである【岸辺露伴】。
素晴らしい世界観、独特のキャラ岸辺露伴はファンに人気のエピソードであることもあり、切り出して実写ドラマ化されました。
今回は【岸辺露伴は動かない】の中から第二話「くしゃがら」のあらすじ・ネタバレをご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
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岸辺露伴は動かない【実写ドラマ第2話】くしゃがらの登場人物!キャストを紹介!
人気漫画家の岸辺露伴は、個性的だがクールで知性的なファッションをこのみ
性格はこだわりや探究心が強く、やや偏屈。
トラブルに冷静な思考で対処できることから、
ギフトのヘブンズドア抜きにしてもメンタリティ自体が強い人格だとわかる。
岸辺露伴の漫画担当の編集者・泉京香は、
フリル満載の服装も違和感なく着こなす美人で、
物怖じしない性格で天真爛漫。
だが、悪く言えば、空気を読めないとも言えるため、
露伴をイラつかせ、しばしば衝突する。
ただ愛嬌があり、憎めないキャラクター。
そして第2話に出演するのが
同僚の漫画家、志士十五(森山未來)さん。
あまり服装には拘らない見た目同様に、
豪快で普段は小さいことも笑い飛ばすような性格。
だけど、妥協はよしとしないプロ根性がある。
第2話ではそれが仇となり、
『くしゃがら』に支配される危機に陥ってしまう。
岸辺露伴は動かない【実写ドラマ第2話】くしゃがらのネタバレ・あらすじ
ある時、同じ漫画家の志士十五が、
露伴の元にやってきて、使用禁止用語のリストを見せる。
十五の担当編集者が作成したものだが、
一つ『くしゃがら』という単語だけが意味も、
禁止の理由も不明で気になるという。
そんな言葉聞いたこともない、
作成した編集担当に問えばいいだろう、
と露伴は相手にしないが、
リストを作成した編集者も連絡がつかず
問いただすこともできないと十五は言う。
十五はその後も取り憑かれたように
『くしゃがら』が気になって仕方がない。
数日後、いつもの古書店で十五と露伴はばったり再会したが、
『くしゃがら、くしゃがら…』と呟きながら
書物を漁るように調べる十五の尋常でない様子を露伴は怪しむ。
十五は、もう何日もろくに寝ず、
食べていない様子だった。
後日、露伴の家に狂気の様で十五がやってきて
『くしゃがら』についてわかったことはないかと露伴に迫る。
憔悴し切った十五は今にも餓死か過労で倒れんばかりだった。
叫ぶ十五の喉奥に何か蠢くものを見た露伴は、
ヘブンズドアを発動し十五に現れた本を見ると、
途中からは『くしゃがら』でページが埋め尽くされ、
果ては真っ黒に塗りつぶされていた。
そして奇妙にも、ページの間に蠢きながら
『くしゃがら、くしゃがら…』
と発し続ける黒いヒルのような『くしゃがら』を見つける。
不穏に感じた露伴は、
咄嗟に「くしゃがらを忘れる」と
十五の本に書き込もうとするができない。
なぜなら、『くしゃがら』が禁止用語だからだ!
このままでは、自分にも『くしゃがら』が伝播してしまう…
危険を感じた露伴は、「ここ1ヶ月の記憶を忘れる」と
ページに書くことで、やっと十五から『くしゃがら』を
取り除くことに成功する。
しかし、十五が撒き散らした『くしゃがら』は、
古書店の店主にも既に伝播しており、
露伴が同様に記憶を消すことで取り除いたが、
他にも一体どれくらいの『くしゃがら』が広まってしまったのか…
恐ろしさだけが残る結果になった。
くしゃがらのネタバレまとめ
『禁止』せれればされるほど、わからなければわからないほど踏み込みたくなる人の心理をストーリーに落とし込んだ作品で、ドラマ視聴者もいつのまにか『くしゃがら』がなにか気になりだすという、仕掛けが秀逸。
露伴の最大の強みであるヘブンズドアが、今回の『くしゃがら』にはダイレクトに通用しないというピンチに陥るためハラハラしましたが、起点を効かせて、十五の記憶自体をなくさせるという荒技で危機を脱し、「その手があったか!」と脱帽です。
さすが露伴!格好よかったです。
ちなみに、本当の禁止用語はあまりにも危険なため、ドラマでは仮に『くしゃがら』としているとのことですから、視聴者が『くしゃがら』がとても気になったとしても、十五の二の舞にはならないとホッとするのも束の間で、では本当の禁止用語はなんなのか…と余韻がいつまでも残ることになりました。
露伴や十五は漫画家ですが、まるで明治〜昭和初期の文豪を思わせるインテリジェンスや言葉遣いが、作品の世界観をより怪しく洗練させたものにしていると思います。続編も見逃せない魅力ある作品です。ぜひ一度見てみることをオススメします。